NPO法人 家族のこころのケアを支援する会 は、こころに問題を抱える本人とその家族のケアを支援するため、よき相談相手となるための学習をしていただくことで、社会におけるこころの支援を目指しています。

第9期 ナラティヴ・セラピー技法習得講座

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相談者を効果的に改善に導くあたらしい心理療法

第9期
ナラティヴ・セラピー技法習得講座
[ナラティヴ・セラピスト養成コース]
受講生 募集中


ナラティヴ・セラピーの技法をマスターするための、本格的な養成講座!
1年間で技法を習得し、「ナラティヴ・セラピスト」認定を目指すためのコースです。

2015年4月〜1年間

 ナラティヴ・セラピーは、オーストラリアのM.ホワイトと、ニュージーランドのD.エプストンによって開発されたアプローチです。伝統的な心理療法・カウンセリングとは異なる、いくつかの根幹的な考え方が支持され、世界のセラピストやカウンセラーたちによって、広く実践されています。
 このセラピーの理論は、アメリカの心理学者J.ブルーナーのパーソナルエージェンシー(行動主体)というアイディアをもとに、人びとを支配する問題の物語を、かれらにフィットするオルタナティヴな物語に書き換えることです。ホワイトは、これを「人生の再著述」と呼びます。この再著述をとおして人びとは、新しいアイデンティティの感覚を経験します。それを志向的なアイデンティティと称します。
 また、フランスの著述家ミッシェル・フーコーの「医学モデルを心理療法に適用することへの疑問」に対応する社会構成主義者の研究をもとに、「人間が問題ではなく、問題が問題である」とする問題の外在化をおこないます。人びとの性格やパーソナリティに問題がある(内在する)のではなく、問題は、ディスコースと呼ばれる文化や慣習、教育、政治等によって構成されると考えます。
 中心技法は、セラピューティックな会話が、精錬され周到に準備された質問によっておこなわれることです。一般的にセラピー/カウンセリングで使用される「介入」という技法はありません。セラピューティックな会話の90%は、質問によって構成されます。

 本講座のテキストは、世界のナラティヴ・セラピストたちの実践と研究をもとに、講師・斎藤利郎の研究・実践から生まれたテキストを使用します。


どんなことに役立つの?

●クライエントの苦悩や苦痛、窮状が比較的容易に変化する
短期療法とは異なりますが、ナラティヴ・セラピーは、クライエントの状態に短期に変化をもたらします。仕事や職場の都合、また経済的理由から、多くの人びとは、早期に自分たちの窮状を変えたいと願っています。そうした願いに応えることができるでしょう。

●伝統的なセラピー/カウンセリング技法、また、医学モデルになじめないという方々に新しい道を開く
人の内部や性格、パーソナリティに問題があるとする、これまでの心理療法は、いわゆる専門家の仕事です。でも、その専門家も新しい臨床分野を模索しているようです。なかなかクライエントが変化しないからです。こうした専門家、また窮状にある社員や隣人を援助したいと願う人びとには、この技法を学ぶことは価値のあることでしょう。

●これまでの参加者
精神科医、診療心理士、精神保健福祉士、産業カウンセラー、児童相談所相談員、さまざまな電話相談にかかわっている相談員、病院の看護師、福祉関係の職員、精神保健福祉センターの職員、小中高等学校の教師、養護教諭、DV相談員、会社員、仏教寺院の住職・その妻、主婦、社員研修担当者、など。

●本講座は、すでに10年の歴史をもち、修了生は80名以上、ナラティヴ・セラピスト認定者は60名を超えました。それぞれが各自の持ち場でナラティヴ・セラピーを活用し、その効果を実感しておられます。
また、ナラティブ・セラピスト同士のブラッシュアップの勉強会や、事例検討なども続けています。


開催概要
本講座は、カウンセリングや各種相談など、すでに活動されている、あるいは、これから活動しようとされている場面において、ナラティヴセラピーの技法を用いてクライエント/相談者の問題解決を援助する実践家「ナラティヴ・セラピスト」を養成することを目的としています。

まずは、本講座の1年間のコースを受講していただきます。
全講座を履修され、修了されますと、「修了証」を発行します。
修了証の発行は、全72時間中15時間以内の欠席をもって発行とします。
修了証発行者で、当会が定める要件を満たすものは、「ナラティヴ・セラピスト」として認定を受けることができます。

「ナラティヴ・セラピスト」に認定されると、認定証が発行されます。


募集要項
【学習期間】
2015年4月より2016年3月までの1年間 毎月2回開催(全23回)
毎月第2、第4土曜日開催  13:00~16:00の3時間の授業(合計69時間)
 ※詳しくは資料をご請求ください。
【参加対象】
・どなたでもご参加いただけます。
※とくに次の方々には効果的だと考えます。
・医師、臨床心理士、精神保健福祉士、産業カウンセラーなどの資格をお持ちの方で、すでに習得されている対人心理技法に、さらに新しい技法を加えたいと考えておられる方。
・児童相談、教育相談、精神保健相談、電話相談、子ども110番などで相談支援活動をされている方で、より効果的な対応法を模索されている方。
・看護や介護の現場で活動されている方で、患者や利用者に対する心のケアの、より効率的な技法を身につけたいとお考えの方。
・これからセラピスト/カウンセラーとして活動していきたいとお考えの方。
【募集人数】
20名(定員になり次第、締め切り)
【講師】
NPO法人家族のこころのケアを支援する会理事/トシ家族療法研究所所長
斎藤 利郎
(斎藤 利郎 プロフィール)
北海道小樽市出身。1960年、日本大学卒業。日本ルーテル教団神学院、Lutheran School of Theology at Chicago(教育学修士)。アメリカにて家族療法を中心に様々な心理療法を学び、日本ルーテル教団牧師(1964~1994)、浦和ルーテル学院(非常勤)、聖望学園中・高等学校(宗教主任)、開智中・高等学校(スクールカウンセラー)、武蔵野女子大学講師、東洋英和女学院短期大学非常勤講師等を経て、カウンセリング相談と技法研究をおこなう「トシ家族療法研究所」(1998)、そして「特定非営利活動法人家族のこころのケアを支援する会」(2003)を設立。現在は研究所所長、法人理事として、ナラティヴ・セラピーの研究と実践、普及に力を入れている。
著書「教育カウンセリングと家族システムズ」現代書林、「ピア・カウンセリング~高齢者ピア・カウンセラー養成の試み」現代書林 他
【会場】
東京ルーテルセンター
東京都千代田区富士見1-2-32
JR・地下鉄「飯田橋」駅下車 徒歩10分
または、地下鉄「九段下」駅下車 徒歩10分
【受講料】
150,000円(税込。授業料、テキスト代等含む)
※分納が可能です。

【お問い合わせ】
下記を明記の上、メールにてお知らせください。
折り返し、詳しい資料をお送りします。
1.講座名(第9期ナラティヴ・セラピー技法習得講座)
2.氏名
3.ご住所
4.ご連絡先TEL
5.その他連絡事項あれば

お申し込み先:info@ts-family.org


【会場ご案内】

東京ルーテルセンター

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このブログ記事について

このページは、adminが2014年12月19日 15:45に書いたブログ記事です。

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